日本成人矯正歯科学会 秋季学会セミナー
今秋も秋季学会セミナーをウェブ方式で開催する事となりました。
昨年同様、医院やご自宅で視聴可能なオンデマンドセミナー形式で2週間の配信となります。
視聴をご希望の方は下記の申込方法をご確認上、お申込みください。
歯科医師向けセミナー(第32回)
矯正治療におけるインハウス3Dプリンティングの可能性を探る!
金尾 晃 先生 かなお矯正・小児歯科 クリニック 院長 |
インハウスによる歯科矯正治療の革新と展望 【略歴】 2004年 日本大学松戸歯学部 卒業 2005年 岡山大学卒後臨床研修課程修了 2009年 岡山大学・医歯薬学総合研究科 行動小児歯科学分野 大学院 博士号取得 2012年~ 独立行政法人国立病院機構 岡山医療センター 口蓋裂外来 矯正歯科担当 2012年~ 川崎医科大学口蓋裂外来矯正歯科担当 2012年~ 日本大学松戸歯学部 矯正歯科 研究生 2016年 かなお矯正・小児歯科クリニック開院 2018年~ 医療法人COLORS 理事長就任 【抄録】 近年、三次元デジタルデータの取得技術(入力)、高度な解析ソフトウェア(編集)、多様な出力機器(出力)といったデジタル技術の急速な発展が、矯正歯科治療において大きな変化をもたらしている。この技術により、診査から診断、治療計画、バイオメカニクスに基づく装置製作、治療モニタリングに至るまで、治療の柔軟性と精度を高めることが期待されている。本発表では、これらの技術がどのように臨床応用され、矯正治療に革新をもたらしているのか、具体的な臨床例を交えて報告させていただく。 特に、自院でデジタルデバイスを用いて矯正装置を製作する「インハウス系アプローチ」は、次世代のデジタル・デンティストリーを象徴する技術として注目を集めている。インハウス系の導入は、患者ごとのカスタマイズ性や効率も改善する点でメリットが大きい。しかし、その一方で、導入には技術的課題や厳密な品質管理が必要であり、これらの課題を解決することで、矯正歯科医療におけるさらなる発展が期待される。 本発表では、インハウス系アプローチの今後の技術的進展について展望し、デジタル技術が治療の質と効率をどのように向上させるかを考察する。 更に詳しい抄録はこちら |
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間所 睦 先生 白金高輪矯正歯科 院長< |
インハウスアライナー ―内製化によるアライナー矯正の課題解決とその可能性― 【略歴】 日本大学歯学部歯学科 卒業 昭和大学歯科矯正学講座大学院 卒業 日本矯正歯科学会認定医 【抄録】 インハウスアライナーは、シート素材の選択や形状など自由度が高く、1から3ヶ月毎の細かい調整が容易なため、ワイヤー矯正の様に個人の移動状況に合わせた治療シーケンスが可能である。さらに、近年開発された3Dモニタリングシステムとの親和性も高く、より確実性をもった矯正移動が可能となってきた。 また、直接出力して製作されるダイレクトプリントアライナーは、応力分析に基づいた部位毎の厚みや形状が再現可能であり、硬さや耐久性などの性状、審美性を向上させる色調までも調整できるため、新しい可能性を秘めている。 本講演では当院での取り組みや開発中の新素材などを紹介し、その可能性や安全性を含めた課題について議論したい。 更に詳しい抄録はこちら |
歯科衛生士向けセミナー(第11回)
小谷田 仁 先生 日本成人矯正歯科学会 前理事長 |
歯科矯正装置の種類と問題点 【略歴】 米国歯科学会(ADA)認定 矯正歯科専門医 日本舌側矯正歯科学会 初代会長 歯学博士 【抄録】 近年の歯科矯正治療では、理想的機能咬合の具現化、審美的矯正装置の開発、治療の効率化を目標として、ストレートワイヤー法、舌側矯正、アライナー装置などの多くのイノベーションが実現化されて来ました。また、I.T.によるアライナー矯正やコア・システムの臨床応用の精度化が進んでいます。現在の歯科医療界では矯正装置の使用についての社会的医療問題もあり、科学的根拠に基づいた歯科医療(Evidence Based Dentistry)の重要性が課題になっています。今回の講演では歯科矯正装置の種類、分類、目的、特徴および装置使用に伴う生物学的、心理的、社会的な問題点についても触れることが出来ればと考えております。 更に詳しい抄録はこちら |
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歯科技工士向けセミナー(第9回)
田村 和生 先生 有限会社 田村矯正ラボラトリー 代表取締役 |
低侵襲で治療効果の高い矯正技工装置の考察を経て ~診査・診断資料から矯正技工装置を考える~ 【略歴】 1989年3月 東京歯科技工専門学校卒業及び、歯科技工士国家資格取得 1991年3月 東京歯科技工専門学校専修科(矯正歯科分野)卒業 1992年5月 タムラ矯正ラボラトリー開業 1997年5月 有限会社田村矯正ラボラトリーに社名を変更 現在に至る 【抄録】 矯正歯科治療において「診査・診断」は最重要視されている。そこにはひとえに初診時の患者さんの状態(状況)を理解するためと、治療後のゴールイメージを持つための「シミュレーション」があげられる。 そのうえで治療方針が決定し、歯科技工士に製作依頼が来ることになる。 その際に「診査・診断」資料の共有を行う事で、製作する矯正歯科技工装置が歯科技工士により伝わりやすくなる。今回は混合歯列期における非抜歯の治療方針で、一次矯正治療における成長発育を考慮した可撤式床矯正装置から、治療方針の変更や患者の都合による治療の中止などにも対応しうる「低侵襲で治療効果の高い矯正技工装置」を用いた、いくつかの症例を報告したい。 更に詳しい抄録はこちら |
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配信期間 |
2024年11月11日(月)13時 ~ 11月25日(月)24時 |
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受講料 |
正会員(歯科医師)4,000円 |
申込方法 |
お申し込みはこちらから または下記QRコードからアクセスの上お申込み下さい。 |
申込締切 |
2023年11月6日(水)24時 |
視聴方法 |
お申込み頂いた皆様に各セミナーのURLとパスワードをお送り致します。 |
研修ポイントについて |
参加された会員には一律で5ポイントが付与されます。 |
お問い合わせ |
日本成人矯正歯科学会事務局 |