日本成人矯正歯科学会

※会員向け※ 令和5年1月26日に報道された矯正患者による集団訴訟に対する注意喚起およびお願い

会員各位

令和5年1月26日の報道によれば、アライナー(マウスピース)型矯正装置により治療を行う複数の矯正歯科クリニックが関連する運営会社が、患者様に矯正歯科治療のモニターになることで治療費が実質無料になるなどと言い、多くの患者様を勧誘していました。しかし実際にはモニター料金は支払われず、また十分な矯正治療もなされなかったとして多くの患者様に御迷惑をかけ集団訴訟に発展しています。
会員の皆様に於かれましては、ホームページ上などで本事例なようなモニター商法のような違法な行為に決して関わることのないよう細心のご注意をお願い申し上げます。加えて各医療機関において患者様との治療費に関するトラブルが生じないよう十分な説明行いその同意を頂ますよう確認をお願い申し上げます。
またアライナー(マウスピース)型矯正装置による治療を行う先生方におかれましては、その治療は矯正治療にかわりはありませんので十分な検査、診断、それに基づいた治療計画を立て責任をもって治療にあたられますようお願い申し上げます。加えてもしアライナー(マウスピース)型矯正装置による治療が十分でない場合、マルチブラケット法などによるリカバーするための治療を行い咬合の確立まで責任をもって終了していただきますようお願い申し上げます。

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